「ホントにゴメンな」



「もういいよ。
何も言わないで、今のあたしには悲しい言葉にしか聞こえないから。
自分勝手な上にずうずうしくてゴメンネ。
じゃあバイバイ」



そういって部屋から出て行く麗華を俺はただ見守ることしか出来なかった。



そして麗華が言ったあのバイバイという言葉はやけに心に響き残った。



自分勝手なのは俺だよ



麗華。本当にゴメン



今の俺にはそれしかいえねーや