とにかく見ていたくなくて、やみくもに足を進めていく。
人がいない方へ歩いて、いつの間にか庭の裏まで来た。
家の中へと続く裏口が見える。
一旦、休憩しよう…。
そう思って扉を開け、室内に隠れた。
入ってすぐのところにあった鏡に、自分の姿が映る。
そのとき、自分のもやもやとした気持ちに理由がついた。
やっぱり、私は子どもなんだ。
子供っぽいドレスの方が、私にはお似合いで。
浩人さんの横にいた女性の方が、私よりも釣り合ってる。
隣に並んでてしっくりくる。
きっと誰が見ても、そう思うんだろう。
どれだけ釣り合おうと頑張っても、既に並んでいる人には勝てない。
努力しても年齢の差は埋まらない。
結局どうしたって追いつけない。
そんな自分が嫌で、イライラしてるんだ。

