Please be absorbed in me



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庭に並べられた机と、その上に置かれたきれいな料理。
そして優雅に談笑する人々。


天気はよくて、ホームパーティには最良のコンディション。

そんな中で会場の隅に身を置く私は、やはり場違いな気がする。


浩人さんが見立てたドレスは、自分ではあまり選ばない淡い黄色。

全体的にヒラヒラとしていて、もう一つのものよりずっと女の子らしい。


前のドレスは大人っぽくて、背伸びしてるようで恥ずかしかった。

今回のドレスは年齢に合っている分、自分が子どもだと自覚する。


このドレスを選んだ本人は、「似合ってる」と満足そうに言った。

現在はホスト側としての仕事に忙しそうだ。

ホームパーティだから私の近くにいる必要もない。

つまり放置されている。…仕事だから仕方ないんだけどね。


昔会ったことがある人と話したりしながら、自分もホスト側として振る舞う。

無意識に目が追ってしまう姿から目線を逸らしつつ息をついて、飲み物を机に置いた。