「ホームパーティ…ですか?」
今週末を空けてほしい、とおじい様に言われてその理由を尋ねた。
返ってきた答えに戸惑っておじい様の顔を見つめる。
「私がいては邪魔になりませんか?」
「そんなことはない。来るのは親しい者だけだし気楽なものだよ」
おじい様はにこりと笑う。
まぁ断る理由もない、と頷いた。
日曜は部活も休みで特に予定はない。
「では、新しいドレスをご用意いたしましょうか」
横から聞こえた浩人さんの言葉に、勢いよく顔を向ける。
「いりません!」
「なぜですか」
「1着持ってます。あれで十分ですよ」
「何、1着しか持っていないのか」
今度はおじい様が声を上げた。
「…それで十分です」
「浩人の見立てで用意するといい」
「えっ」
「かしこまりました」
「いらないです!」
おじい様と浩人さん、両方に訴える。
けど楽しそうな笑顔を返されただけだった。

