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「お、おかえり」
午後の部活を終えて家に帰ると、お兄ちゃんが出迎えた。
その手には電球がいくつかある。
「何してるの?」
「今、交換してきたんだよ」
電球を私の方に見せられて、さらに首をひねる。
「お兄ちゃんがやったの?」
「当たり前だろ」
どうやって浩人さんの許しをもらったんだろう…。
危険だからやめてください、とか言われただろうな。
でも、お兄ちゃんのことだ。
変わらずに、押し切ったんだろう。
「女の子がやるんじゃ、届かないだろ?」
「私でも届くと思うけど」
「本当か?」
言いながら、お兄ちゃんが自分と私の身長差を確認する。
「んー、やっぱり届かないんじゃね?」
「ギリセーフだよ」
「はは、小さい小さい」
頭をぽん、とされる。完全に子ども扱い。
女子の中では低くない方だ。
頑張れば届くと思う。
「あれ、お前縮んだ?」
「嘘、まだ伸びる予定なのに」
「真琴様?あ、帰っていらした……」
声に、私とお兄ちゃんは同時にそちらに目を向ける。
「浩人さん、ただいま帰りました」
笑いかけるけれど、浩人さんは何故か固まっている。
私たちを見たまま、少し驚いているようにみえる。

