Please be absorbed in me




***


「おかえり、真琴。久しぶりだな」



部活が終わって慌てて帰ると、お兄ちゃんが玄関で私を出迎えた。



「お兄ちゃん!おかえりなさい」

「ただいま、学校はどうだ?」

「ん?楽しいよ。お兄ちゃんはどう?仕事、大変?」

「まぁ…。でも俺も楽しいよ。やり甲斐があって」



久しぶりに会う兄の姿に、自分のテンションが上がっていると分かる。

久しぶりにあった兄は、髪型とか細かい部分は変わっていた。

前にあったときよりも、ずっと大人になった気がする。



「おかえりなさいませ、真琴様」

「あ、浩人さん。ただいま帰りました」

「夕食の準備ができております」

「先に着替えてきますね」

「かしこまりました」



頷いた浩人さん。

私はお兄ちゃんに向き直る。



「お兄ちゃんはもうご飯食べた?」

「いや、今から食べる」

「じゃあ久しぶりに一緒に食べられるね。急いで着替えてくる!」

「おー、待っててやるからゆっくり着替えてこい」



笑いながら言うお兄ちゃんに見送られて、私は自分の部屋に急いだ。