突然のことすぎて、まったく頭がついていかない。
そんな風に思われていたなんて知らなかったし、告白ってこんなにもアッサリと終わってしまうものだっただろうか。
宇月くんはどれほどの勇気で今日、私に声をかけたんだろう。
どれだけ自分の感情を飲み込んで「これからもよろしく」と言ってくれたんだろう。
うまく答えられなくて、申し訳なさが心を占めていく。
でも、私が好きなのは浩人さんで、どうしたって宇月くんの気持ちに応えられない。
(ああ…私が自覚しているよりもずっと、浩人さんのことが好きだ)
胸が切なくて駆け出す。
浩人さん以外と付き合う自分なんて考えられない。
釣り合うようになりたいと、隣に並びたいと願うのは浩人さんだけだ。
今すぐに会いたい。
浩人さんの顔が見たい。
浩人さんに触れて、温もりを感じたい。
無我夢中で家への道を急いだ。

