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「ただいま帰りました」
「おかえりなさいませ、真琴様」
玄関をくぐると、いつものように浩人さんが迎えてくれる。
浩人さんは私の荷物を見て嬉しそうに笑った。
「入賞、おめでとうございます」
「ありがとうございます」
部員や顧問、みんなにたくさん言われた言葉。
今日だけで言われすぎて、気恥ずかしくなる。
“おめでとう”と言われるのは嬉しいけど、少し苦手かもしれない。
「今日はお祝いですね」
「そんな大げさな…」
そこまでの何かは完全に予想外で、慌てて首を振る。
お祝いとか、そんなすごいことじゃないから必要ない。
「とりあえず、シャワー浴びてきます」
「はい、かしこまりました」
頷いた浩人さんに、私は自分の部屋へと向かった。

