恋は天使の寝息のあとに

私が彼の身体に腕を突っぱって抵抗を示すと、彼は鋭い瞳で私を睨んだ。

「文句ある?」

有無を言わさぬその瞳。まるで獲物を狙うライオンとかの目だ。この場合、獲物はもちろん私なのだろう。

「あの、だって、電気、明るいし……」

「明るくないと、見えないだろ」

「何か、隠すもの、毛布とか……」

「隠されちゃ、できないじゃん」

私の反論なんてお構いなしに、彼は私の胸に顔を埋める。
いつの間にか彼の左手が私の背中のホックを捉えていて、プツッという小さな音と共に、胸の締め付けがなくなり軽くなるのを感じた。


「ああー、この服うざったい。脱げ」

問答無用で、彼が私の服を捲り上げた。
首から上に脱がそうとするも、トップスと下着を無理やり同時に引っ張るから、絡まって身動きが取れなくなる。

「ちょ、ちょっと! やだっ! 待ってよ!」

服が頭と腕に突っかかって、視界が完全に塞がれたまま、バンザイをした状態で固まってしまって、私はじたばたとその身をもがいた。

今明るい電気の下で彼が私の上半身を自由に見ていると考えたら、あまりの恥ずかしさに頭が真っ白になった。

やっと服が脱げて視界が開けた瞬間に、彼が私のブラに手をかけていて、思わず私は叫んでしまった。


「やだぁ! バカぁ!!!!」


思いっきり服とゲンコツで恭弥の頭を殴りつけたら、たまらず彼は「痛っ!!!」と呻いた。