「君が僕に対する警戒心を解かないから、心菜も僕に懐かない」
そういって、彼は私の頬に手を添える。
反射的に私はびくっと身を縮こませた。
「僕のことが怖い? まだ、僕が君に暴力を振るうと思ってる?」
何も答えない私に、わずかに彼の目元がぴくりと強張って、気難しい顔になる。
「君がそんなんだから、僕らうまくいかないんじゃないかな」
彼が私の顎を上に持ち上げた。目の前に彼の顔があって、息が止まりそうになる。
この脈打つ鼓動は、決してときめきなんかではない。こんなにも彼を怖いと感じている。
「心菜との良い親子関係を築くには、まず僕らが愛し合ってなくちゃいけない気がするんだ」
そう言って、翔は私に唇を重ねた。
隙間に舌を滑らせてくる。
どうしてだろう。過去に私たちは何度も唇を重ねて、それが当たり前だったはずなのに。
今では、赤の他人とキスをしているよう。
湧き上がるのは嫌悪感ばかりで、彼に触れられる度に汚されていくような感覚に陥る。
それでも拒むことはできなかった。どうやら私の身体は無意識に彼の占領下にあるらしい。
私が動けないのをいいことに、彼の左手が、私の服のボタンを一つ、また一つと解いていく。
はだけた胸を、彼の指が、舌が、そうっとなぞる。
耐えられなくなって涙が滲んだ。
「っごめんなさ……」
やっとのことで声が出て、でもそれを聞いた彼の表情は、酷く不愉快に歪んだ。
「……もう、僕とはしたくないってこと?」
「そ、そんなんじゃ……」
「じゃあ、どうして?」
彼が酷く冷たい眼差しをして、私を追い詰める。
そういって、彼は私の頬に手を添える。
反射的に私はびくっと身を縮こませた。
「僕のことが怖い? まだ、僕が君に暴力を振るうと思ってる?」
何も答えない私に、わずかに彼の目元がぴくりと強張って、気難しい顔になる。
「君がそんなんだから、僕らうまくいかないんじゃないかな」
彼が私の顎を上に持ち上げた。目の前に彼の顔があって、息が止まりそうになる。
この脈打つ鼓動は、決してときめきなんかではない。こんなにも彼を怖いと感じている。
「心菜との良い親子関係を築くには、まず僕らが愛し合ってなくちゃいけない気がするんだ」
そう言って、翔は私に唇を重ねた。
隙間に舌を滑らせてくる。
どうしてだろう。過去に私たちは何度も唇を重ねて、それが当たり前だったはずなのに。
今では、赤の他人とキスをしているよう。
湧き上がるのは嫌悪感ばかりで、彼に触れられる度に汚されていくような感覚に陥る。
それでも拒むことはできなかった。どうやら私の身体は無意識に彼の占領下にあるらしい。
私が動けないのをいいことに、彼の左手が、私の服のボタンを一つ、また一つと解いていく。
はだけた胸を、彼の指が、舌が、そうっとなぞる。
耐えられなくなって涙が滲んだ。
「っごめんなさ……」
やっとのことで声が出て、でもそれを聞いた彼の表情は、酷く不愉快に歪んだ。
「……もう、僕とはしたくないってこと?」
「そ、そんなんじゃ……」
「じゃあ、どうして?」
彼が酷く冷たい眼差しをして、私を追い詰める。


