「あ、エミリー…あのネックレス可愛いよ!」
気持ちはもやもやしてたけど、ショッピングセンターってことでずいぶん気が紛れた。
可愛い服や小物を見ながら、ショッピングセンターの中をうろうろしてたけど、やっぱりクロウさんなんて見掛けることがないままに時間ばかりが過ぎていって…
こんな調子じゃ、さすがにさゆみも諦めてくれるだろう。
そう思い、私はほっと胸をなでおろした。
「エミリー、お腹すかない?
ハンバーガーでも食べようよ。」
「……そうだね。
足も痛くなって来たし、一休みしようか。」
さゆみはライブ用の高い靴のままだから、私よりずっと疲れてるはずだ。
そのせいか、反対もせず、私の提案に素直に従った。
ハンバーガーショップに入って、ソファに腰かけたら、どっと疲れを感じた。
「今日は無理そうだね。」
「……そんなことないよ。
夜になったら出て来るかも知れないし。」
「えっ!?まだ探す気なの?」
「当たり前だよ!
こんなことくらいで諦めてたら、他のファンの子を出し抜けないもん!」
すごい…すごすぎるよ、さゆみ…
あんたがこんなに情熱的だったなんて少しも知らなかった…!
ちまちまと穏やかに手芸をやってたあんたはどこにいったのよ~!
気持ちはもやもやしてたけど、ショッピングセンターってことでずいぶん気が紛れた。
可愛い服や小物を見ながら、ショッピングセンターの中をうろうろしてたけど、やっぱりクロウさんなんて見掛けることがないままに時間ばかりが過ぎていって…
こんな調子じゃ、さすがにさゆみも諦めてくれるだろう。
そう思い、私はほっと胸をなでおろした。
「エミリー、お腹すかない?
ハンバーガーでも食べようよ。」
「……そうだね。
足も痛くなって来たし、一休みしようか。」
さゆみはライブ用の高い靴のままだから、私よりずっと疲れてるはずだ。
そのせいか、反対もせず、私の提案に素直に従った。
ハンバーガーショップに入って、ソファに腰かけたら、どっと疲れを感じた。
「今日は無理そうだね。」
「……そんなことないよ。
夜になったら出て来るかも知れないし。」
「えっ!?まだ探す気なの?」
「当たり前だよ!
こんなことくらいで諦めてたら、他のファンの子を出し抜けないもん!」
すごい…すごすぎるよ、さゆみ…
あんたがこんなに情熱的だったなんて少しも知らなかった…!
ちまちまと穏やかに手芸をやってたあんたはどこにいったのよ~!



