「璃愛…どうかしたの?」
「え…あ…う、うん…
いや……なんか、ちょっとびっくりしちゃって…」
「だよねぇ…まだ心の準備が出来ないよね。
出来れば、もう少し後の方が良いよね。
たとえば、ほら…私の想いが通じて、瑠威と少しの間だけでも付き合えるとか…」
「……え……」
さゆみ、瑠威とのこと、やっぱりそこまで真剣に考えてたんだ。
瑠威はほとんどファンレターを読んでないなんて話はとても言えない…
「る、瑠威…あの手紙読んでくれたかな?」
言えないと思ってるのに、逆に口がそんなことを言ってしまった。
「なんかね、瑠威ってあんまりファンレターを読まないらしいよ。
もしくは読んでても読んでないふりをするんだって。
本当はどっちなのかわからないけど、そんなんじゃ、あの手紙も読んでもらえるかどうかわからないね。
ちょっとショック…」
「そ、そんなことないって。
きっと読んでもらえるよ!
読んでもらえなかったら、私も必死で書いた甲斐がないから、ここはぜひとも読んでもらわなきゃ…!ね!」
いつもより三割増しの明るい声を出して、私はそう言ってさゆみを励ました。
読んでもらえないであろうことはわかってるのに…私って嘘吐きだ…!
「え…あ…う、うん…
いや……なんか、ちょっとびっくりしちゃって…」
「だよねぇ…まだ心の準備が出来ないよね。
出来れば、もう少し後の方が良いよね。
たとえば、ほら…私の想いが通じて、瑠威と少しの間だけでも付き合えるとか…」
「……え……」
さゆみ、瑠威とのこと、やっぱりそこまで真剣に考えてたんだ。
瑠威はほとんどファンレターを読んでないなんて話はとても言えない…
「る、瑠威…あの手紙読んでくれたかな?」
言えないと思ってるのに、逆に口がそんなことを言ってしまった。
「なんかね、瑠威ってあんまりファンレターを読まないらしいよ。
もしくは読んでても読んでないふりをするんだって。
本当はどっちなのかわからないけど、そんなんじゃ、あの手紙も読んでもらえるかどうかわからないね。
ちょっとショック…」
「そ、そんなことないって。
きっと読んでもらえるよ!
読んでもらえなかったら、私も必死で書いた甲斐がないから、ここはぜひとも読んでもらわなきゃ…!ね!」
いつもより三割増しの明るい声を出して、私はそう言ってさゆみを励ました。
読んでもらえないであろうことはわかってるのに…私って嘘吐きだ…!



