了解の『ん。』かと思っていると、何故かキャンディ棒を差し出してきた。
何故かのキャンディ棒だ。


「へ・・・?」

「いやぁ~・・・少しは落ち着くかなと思って?」


イラつくが優しいとこもあるんだなぁ・・・。


「じゃあ、頑張ろう!!」

「はひ?」


日向は何も分かっていない私を不思議そうに見つめながら、


「いや、これから一緒に考えていってくれるんだろ?」

「はひ?」

「よろしくな!!」


私の事はお構い無しでこの約束をしてしまいました・・・。
全く接点もなかったコイツとこんな不思議な出会いをし、こんな不思議な関係になるなんて・・・。


「えぇぇぇえええぇぇえええええ!?!?!?」


私の雄叫びが空高くチャイムとハモッて響いていった・・・。