不思議な不思議！？

パァンッ！！


「ひぃぃぃぃやぁぁっ！！！！」


突如鳴り響いた音は、運動会のスターター時に鳴り響く音のようだった。
勿論の事抱きついてしまった。


「おわぁ！！何すっ・・・なっなっ何をなさるの実里ちゃっん！！」

「だって、ひゅうっ・・・椿！！」


そりゃパニくるだろう！？だって・・・そんな事言っている場合じゃあない・・・！？


「な・・・何す・・・んのよっ！！んのクッソバッバァ！！」

「もう、その台詞は聞き飽きましたわよ、櫻ちゃん・・・？」


今日初めて会ったが日向のお母さんはそう怒る人には思えなかった・・・が目の当たりにしてしまっている・・・。人は本性を常に隠しているのだなぁ・・・なんてことを言っている場合でもない！！

察しの通り、椿のお母さんが櫻というだだっ子をビンタしたのだ・・・。


「いい加減になさいねぇ・・・。さぁ～くらちゃん・・・？」


ゾワァッ・・・！！


「「こっこわあぁ～・・・。(超ウルトラスーパー小声)」」

ん！？さすがに同じ事思ったか・・・。日向よ・・・。