閉ざされた心

すると、慧がすごく低い声で言ってきた。

「美桜・・・お前はあの子の病気のことは知っているのか?知っていて危険に晒すのか?」


あたしは美波の病気のことを知っていた。"がん"それが美波の病気。

『知っています。だから何ですか?あなたには関係の無いことじゃないですか。』


「お前ら高校生だろ?がんって病気がどれ陰を恐ろしいのかぐらいわかんだろ。病院。連れて行くから。」

『ふざけないでください!あたしは美波の姉です!それぐらい分かってる。』


あたしがそう言うと慧はさっきよりも怖い声で言った。


「知っていて、自分の妹を苦しめているのか?」