「20分で着くからなっ」 「すみません、朝から……」 「おう!着くまで寝とき。な?」 「ありがう、助かります…」 中津さんって本当、 顔に似合わず優しいな。 なんて思っていると、 また胃の気持ち悪さが襲ってきて眉をひそめてまぶたを閉じる。