『“せんせい”のくせに。』



どこまで私に
好きにならせるつもりなのか。


『顔赤いけど熱でもあんの?』


恥ずかしくて赤面してるだけだって
分かってるくせに、と思いながらも私は
おでこに当てられた冷たい手に
意識を集中させてしまう。


その冷たい手が、耳を撫でたことに
ピク、と身体を跳ねさせれば
目の前で満足そうに微笑む圭太。


いつだって私は圭太の思い通りに
反応して、
声をあげて、
どんどん深く
好きになっていく。