『“せんせい”のくせに。』


歳は20代後半といったところだろうか。


「あの、どうして病院に?』


病院までの20分間の会話を持たせるために、金髪男に話しかけてみる。


「あー、知り合いがいてな。」

「私も病院にいるんです!知り合い」

「やけに嬉しそうな顔して話してるけど、彼氏でも病院におるんか?」


さすが金髪男だ。
目が鋭いだけあって、
感も鋭いのだろうか。