『“せんせい”のくせに。』

「そんなに笑わなくてもっ、」

『いや、これは笑うって。』

「だって…あまりにも見事な腹筋だったんだもん！誰だって触るよっ」

『触らねえよ、ばーか。』


まだ笑う圭太の大きな手で
髪はくしゃくしゃにされてしまった。


「うわ、
せっかくセットしてきたのに！」


少しでも可愛くいたいと、
アイロンで巻いてきたのにっ