あれから何時間たっただろうか。私は起き上がり、近くにかけてあった時計を見た。午後1時、4時限目ももうすぐ終わる頃だろう。私はベッドから降り、上靴を履いて保健室を出た。
(大丈夫。まだ少しフラフラするけど…あと少し時間あるし、屋上に行こうかな…中学の時行けなかったし…)
私はまだふらつく足で屋上に向かった。
屋上は、静かでとても落ち着く場所だった。
「あ…意外といいかも…気持ちいい…」
春の風にあたりほのぼのしていると、屋上の右隅で誰かが寝転んでいるのが見えた。恐る恐る近づいていくと、見覚えのある顔だった。
(あれ?この人、確か……)
私が思い出そうと考え込んでいると、
「君誰?何でさっきから俺のこと見てんの?君も俺の事好きとか?」
「え?…あ、あの…ち、違います…そんなんじゃなくて…」
「じゃあ何?俺になんか用?あ、先に言っとくけど、俺付き合ってとかそういうのは無理」
「…え?つ、付き合う?…いえ、そういう事でもなくて…私は、ただ…」
弁解しようとしていた時、キーンコーンカーンコーン。チャイムが鳴った。
「ごめんなさい。な、何でも…な、いです…失礼します!」
慌ててそう言うと、逃げるように屋上から出ていった。
(大丈夫。まだ少しフラフラするけど…あと少し時間あるし、屋上に行こうかな…中学の時行けなかったし…)
私はまだふらつく足で屋上に向かった。
屋上は、静かでとても落ち着く場所だった。
「あ…意外といいかも…気持ちいい…」
春の風にあたりほのぼのしていると、屋上の右隅で誰かが寝転んでいるのが見えた。恐る恐る近づいていくと、見覚えのある顔だった。
(あれ?この人、確か……)
私が思い出そうと考え込んでいると、
「君誰?何でさっきから俺のこと見てんの?君も俺の事好きとか?」
「え?…あ、あの…ち、違います…そんなんじゃなくて…」
「じゃあ何?俺になんか用?あ、先に言っとくけど、俺付き合ってとかそういうのは無理」
「…え?つ、付き合う?…いえ、そういう事でもなくて…私は、ただ…」
弁解しようとしていた時、キーンコーンカーンコーン。チャイムが鳴った。
「ごめんなさい。な、何でも…な、いです…失礼します!」
慌ててそう言うと、逃げるように屋上から出ていった。

