純情初恋

放課後、飲食店に入った私達は1番手前の席に座り、それぞれ飲み物やちょっとした食べ物を注文して話し合いを始めた。席は、いつも昼食を食べている時と同じく、私の前に海李君、華夢の前にケンチー、真珠の前に正太郎という感じだ。
「早速だけど、もう既にいろいろ案を考えてきてるから、皆で意見を出し合いましょう」
「さっすが真珠!頼りになるぅ!」
「ワクワクすんなぁ!」
「まずケンチーの部活の予定も考えると、ここにいる皆で遊べるのはせいぜい1週間程度になるわね」
「夏休み1ヶ月以上あるのにそのうち1週間しか遊べないのー!?」
華夢が悔しそうに言った。
「部活も青春だからなぁー。俺には1つだけ選ぶなんて無理だ!すまん!」