その日から皆で教室に残って夜遅くまで勉強する事になった。
「じゃあ、まずは苦手分野の克服ね」
「あ!私生物と数学!」
「俺は現代社会と英語だぜ!」
「じゃあ、華夢の生物と数学は正太郎にお願いしてもいい?」
「まあ、仕方ないか。生物と数学は俺の得意分野だからな」
「で、ケンチーの現代社会は凜音、お願いできる?」
「え?…あ、う、うん…」
「英語は私に任せて」
「おっしゃあ!やってやるぜ!」
「そう言えば、凜音は現代文が苦手だったわよね?それは、海李に教えて貰ってくれる?」
私は海李君の方を見て、ドクンと心臓を高ねらせた。
「え!?…あ、うん…か、海李、君…お願いしても、い、いいかな…?」
「もちろん。だけど、俺は鬼教師だぞ」
そう言って彼が笑うと、また心臓がドクンと鳴った。私は彼を見ている自分の顔が熱くなっていくのを感じた。
(まただ。もう…何でこんなに胸が熱くなるの…鼓動も早いし…今まで、こんなこと1度も無かったのに。…)
「ふふっ、決まりね。それじゃあ始めましょう」
「っしゃあ!」
「イェーイ!」
「お前らうるさ過ぎ」
そして教え合いの勉強が始まった。私はドキドキしながら海李君の説明を聞いていたが、緊張して頭に入ってこなかった。
それから、放課後の教え合いは毎日続いた。
「じゃあ、まずは苦手分野の克服ね」
「あ!私生物と数学!」
「俺は現代社会と英語だぜ!」
「じゃあ、華夢の生物と数学は正太郎にお願いしてもいい?」
「まあ、仕方ないか。生物と数学は俺の得意分野だからな」
「で、ケンチーの現代社会は凜音、お願いできる?」
「え?…あ、う、うん…」
「英語は私に任せて」
「おっしゃあ!やってやるぜ!」
「そう言えば、凜音は現代文が苦手だったわよね?それは、海李に教えて貰ってくれる?」
私は海李君の方を見て、ドクンと心臓を高ねらせた。
「え!?…あ、うん…か、海李、君…お願いしても、い、いいかな…?」
「もちろん。だけど、俺は鬼教師だぞ」
そう言って彼が笑うと、また心臓がドクンと鳴った。私は彼を見ている自分の顔が熱くなっていくのを感じた。
(まただ。もう…何でこんなに胸が熱くなるの…鼓動も早いし…今まで、こんなこと1度も無かったのに。…)
「ふふっ、決まりね。それじゃあ始めましょう」
「っしゃあ!」
「イェーイ!」
「お前らうるさ過ぎ」
そして教え合いの勉強が始まった。私はドキドキしながら海李君の説明を聞いていたが、緊張して頭に入ってこなかった。
それから、放課後の教え合いは毎日続いた。

