望月くんは意地悪男子



望月くんは、すぐに答えてくれた。



「今、5:50。お前、部活は?やってんの?」


部活............。

今日は、休みだったよね............。



「やってます。今日は休みです」



「ふ〜〜ん。何部??」



何部って............。なんて言うんだろう。



「えっと、その............。なんて言うかわからないんですけど、ミシンとか編み物を使って、作品を作ったり、お菓子を作ったり、料理したりする部活です」


「...............。ずいぶん、女子力高い部活だな。
まぁ、いいや。じゃ、俺帰るわ。じゃーーな」


「あ、え、あっ待............」


カラカラカラ、ピシャン。



慌てて、呼び止めけど行っちゃった。お礼、したかったのにな。



3時間目の授業の時、怒らせてしまったかなぁと思っていたけど、なんともなくてよかった。



思わず、言っちゃったんだよね。



あまり、かかわらないようにと思ってたから、怒らせて絡まれたらどうしようかと思った。



「あ、夕ご飯............」




まだ、買い出しをしてなかったコトに気づいて私は保健室のベッドから降りた。