望月くんは意地悪男子



そういえば、さっき顔色悪かったなと思った瞬間、



──────パタン


と長谷川が、倒れた。



「おいっ!大丈夫か!?」



「ゆうり!?どうしたの??」




担任の林田や、長谷川とよく一緒にいる確か雨宮って奴が、声を掛けるが返事がない。




教師に抱えられて、長谷川は、保健室に行った。




───あの時に無理やりでも保健室に連れて行くべきだった。



後悔が募り、唇を噛み締める。



一緒に、保健室に行くのをみていた小池が、


「あれで、3回目だよ。か弱いんだよね〜〜。そういったところも、可愛い!!!!!!!!」



と叫んでいるのを横目に、


───入学して、まだ1ヶ月なのに3回も倒れてんのかよ。

筋金入りの病弱体質だな。



これからは、少しでも顔色悪く見えたら無理やりでも保健室に連れて行かなきゃ..............、



───あれ、なんで俺、こんなに長谷川のコト気にしてんだろ。


可愛いから⁇ううん違う。なんでこんなに気になるんだ???た、たまたまかな。





「おーい。集会終わったぞ〜。行こーぜ」


小池が呼んだので、長谷川のコトが気になるコトについては置いといて、ひとまずついていった。