すぐに転校して、仲良くなった小池にあの隣の席のヤツのコトを聞いてみると、
「えぇぇえぇ?あのゆうりちゃんと話せたの?!マジ???」
と詰め寄ってきた。
「声でけーよ。もう少し抑えろバカ」
俺の言葉を無視して、
「あのゆうりちゃんとでしょ!?
いいな〜〜!羨ましいっ」
とまたくそでかい声でそう言ってくる。
「そんなにすごいコトなの?」
と足を踏んづけながら聞いてみると。
「そりゃすごいよ!だってな、あの子入学当初から、学園の注目の的なんだぞ。ほらみてみろよ、あの、真っ白な透き通った肌。ちっちゃな顔に大きな瞳。
サラッサラな髪。スッとした鼻。もうたまんない。」
「しかも、成績優秀、学年1位だぞ!?それに加えて、運動神経抜群だぜー?しかも、超絶美少女だなんて、ヤバすぎッ!」
いつの間にか、俺と小池の周りには男子たちが群がっていて口を挟んできた。

