キュッ。キュッ。

体育館内に、バッシュの擦れる音が響く。

「パス!!」
と言いスリーポイントラインからシュートを放った。

シュッ。

放物線を描きリングの中に吸い込まれるようにシュートが決まった。
私は心を惹かれた。

「かっこいい。」
思わず声を漏らした。

これは私とバスケの出会い。