あたしの正義




「……………え?」

「………ん?」



あたしと話していた御門くんを見たアリスさんはさっきまでニコニコ笑顔だったのに急に動きが止まった。
そんなアリスさんにはてなマークが出た。




「アリちゃんおはよう!」

「なんで御門がここに?」

「俺今日からここでも働くことになったんだ。」

「2人とも知りあいだったの?」

「はい!」



なるほどね。だからアリスさんは驚いてるのか。
無理もないよね。
まさかこんなところで出会うとは思わないもんね。

1人で納得していた。
でもアリスさんは……思ってもないことを言ってきた。



「なに考えてる?」

「いや別に深くは考えてないから!偶然だから!実際アリちゃんがここに来るなんて思ってなかったし!」

「その割には驚きがあんまりなかったよね?あたしが御門のことをわからない訳ないじゃん。絶対になんかあるでしょ。」

「ッ、な、なななんでもないから!」

「………嘘つく人キライ。」

「アリちゃん!!」



………あ、あれ?
なんか喧嘩になってる?

ちょっとこんなところでやめてほしいんだけど…。