「城ヶ崎さんの思いがみんなに伝わるようにあたしなりに頑張るから、だから見てて。大丈夫。城ヶ崎さんにも逃げたくなることだってあるよ。あたしだってそうだ。でもそこから抜け出せなくちゃ変われないよ。」

「アリスさん、ごめんなさい。」

「あとで謝罪は聞いてあげるから。」



にこりと笑ったあたしはステージに登った。