夕やけ雲




いつのまにか、オレンジ色だった空が暗くなりはじめた。


「そろそろ帰るか?」


光輝のことばにあたしはうなずいた。


「ん」

「え?」


目の前で、はずかしそうに手をだしてなにかをまっている光輝。


「?」

「ほら」


なかなかうごかないあたしをみて、むりやり手をつないで自分の制服のポケットにいれた。


「さむがりだろ」

「あ、ありがと……」






なんだか照れくさい。