マン様と別れ、帰宅。



Nanami :ハァ〜っ!なんか、疲れたな…。春雨、春雨っと…!


春雨スープのカップにお湯を注ぎ、まったりしていたその時。



―――prrr♪prrr♪携帯電話が鳴る。



Nanami :誰よもう…!この時間はメールにしてって言ってるのにー!……和成(かずなり)くんか。なんだろ。…もしもし。



和成くんは、同い年の私のマネージャーで、読モのようないかにもモテそうな雰囲気の可愛い系男子。



Kazunari :もしもし菜々美ちゃん!?ちょっと、テレビつけて!テレビ!えーと、チャンネルは…"激早報道ステーション"!



急いでテレビをつけるとそこには、
"モデルNANA・ペ・マンジュン熱愛!"の文字と共に、
コンビニの近くで私の頭にチョップするマン様と私の写真がでかでかと映っていて。



Nanami :うわ、さっき誰かに後をつけられてたのかな〜…。



Kazunari :あれだけ気を付けてって言ってるのに!……でも…ペ・マンジュンさんと付き合ってるとか…ない、よね?



Nanami :えぇっ!?あるわけないじゃん!今度から気を付けるからそんな暗い声出さないでよ〜っ!



Kazunari :………あまり僕に心配かけさせないでよ…僕のソバから離れないでよ…。



Nanami :えっ?ごめん、なに?聞こえなかったからもう一回言って?



Kazunari :……もういいから。明日は会見する予定だから今日はもう、休んで。



Nanami :あ、うん、じゃあ会見の手配よろしく。うん、はい。わかった。おやすみ〜。



和成くん、何言ってたんだろ〜気になる…。



明日、聞いてみようかな〜、などと考えているうちに寝てしまった。