Nanami :…?テツヤ先生?


Tetsuya :菜々美。卒業式の前日…覚えてるか?あの時はすまなかった。
…今更かもしれないが許して欲しい。それと…


テツヤ先生、私…期待、しちゃうよ……。



Tetsuya :俺、菜々美の出る番組はつい観てしまうし、マン様とのスキャンダルにも焦った。
正直言うと、卒業式の前日に菜々美に告白された時抱きしめてしまいそうになるほど嬉しかった。
ハハ、相手は高校生なのに本気になってたとはな…。



Nanami :先生……。私、告白したこと後悔してないよ。先生に想いを伝えられてすごくよかった、って思ってるの。
だから、謝らないでくださいっ!


―――ポロッ 何かが私の瞳からこぼれ落ちた。



Tetsuya :ちょ、菜々美!?なんでお前泣いて…!?


え、私…泣いてる!?ちょ、やばっ!

席を立って店を猛ダッシュで出る。



Tetsuya :お、おい菜々美!