昼休み。


いつも通り千恵美とご飯を食べようとした時だった。




「おい。」



「……。」



無視。



「ちょっと要。」



「……。」



「おい。」



「……っ…。なに?」



ガッと肩を掴まれ、私はそれを振り払う。



「ちょっと来い。」



そう言いながら睨んでくる村瀬に私も睨み返す。



「嫌だ。」



「来い。」



「……。」



深いため息をついて、私はバッと立ち上がる。



「なぁに?告白?堂々としてるのね。」



「千恵美後で覚えといてね。」



「…行ってらっしゃい。」




千恵美にガンを飛ばし、私は村瀬と教室を後にした。