午後の授業も終了し、千恵美と別れた私は屋上へ足を運んでいた。 「………。」 そこには綺麗な茜空が広がっていて、スポットライトのように夕日が私を照らし出す。 ビューっと冷たい11月の風が吹き抜けて、私は少し身震いをした。