それからと言うもの。
私は南将太に付きまとわれる毎日を送っていた。
『篠原さん。』
『……。』
『ほら。痛い思いしたくないなら言うこと聞きなよ?』
『……っ…。』
『それとも、この写真皆にばらまこうか?』
ニヤリと笑った南将太が持っていたのは、全裸になっている私の写真。
それはホテルで起きたあの忌まわしい出来事を思い出させるものだった。
『い…や…。』
『ね?言うこと聞こうか?大丈夫。米倉綾香は一回ヤって捨てたけど、君は違うから。』
そう言うと、南将太は私の耳の近くまで顔を寄せる。
そして、
『優しく、可愛がってあげるよ。下僕ちゃん。』
冷酷な笑みをこちらに向けながら、低い声でそう言った。
私はもう……
逃げられない…。

