風が気持ちいい。
俺は目を瞑り、風の音を聞いた。
「…ねぇ」
近くで声がした。
目を開け、声の主を確かめたかったが太陽が眩しくて開けられなかった。
やっと視界が戻って来た。
「誰?」
見てみると俺の顔を同じ年くらいの女の子がじーっと見つめている。