「この前うちに来たとき…大が……凛に… …キスしたんだって」 南くんは足を止めて後ろを向くと走り出した。 「…えっ?!みな…」 南くんを追いかけた。 でも足の長い南くんには追いつかない。 信号でやっと追いついた。 「…どっ……こ…行く…の?」 上手く喋れない。 「如月のとこ……北中に行くんだよ」