「少しは近づいたかな、ヨウ先輩に」




「さあね」



長浜先輩はちらりと私を見てから立ち上がった。


「じゃあさ、今度ヨウを遊びに誘ってみたら?」



「ええ!そんな急に無理ですよ!」



「友達でしょ?軽ーい気持ちで誘えばいいんだよ」



それに、とウインクした。


「距離も縮まるよ、きっと」