冷たくて優しい先輩





「そういえば、どうして昨日来なかったんですか?」



「どうだった二人っきりのご飯?」


ハートの付きそうな声音にはっと気がつく。



「わ、わざとですか!?」



「そんな顔しないでほしいね。感謝してほしいぐらいだよ」



私のおでこにデコピンをかましてきた。