「これ俺も行ってる高校だから、場所分かる。ここを真っ直ぐ行って1つ目の角を右に曲がればすぐだ。分かる?」 私の顔を覗き込んで、そう言った。 「はい、ありがとうございます!」 お礼を言うと、優しく笑ってくれた。 「どういたしまして」って言って笑ってくれた。