冷たくて優しい先輩






甘い彼女の声が嫌でも風に乗って聞こえて来る。




「イクト~、本当にあたしんちでいいの~?ラブホとかも空いてるよぉ」



「俺、アユミんちがいい」




長浜先輩の低くて甘い声が妙に響く。



「ほんっとに最悪」

ぼそりと呟いて、抜かしてしまおうとスピードを上げる。