冷たくて優しい先輩





「私、ヨウ先輩が好きです。でもそれがまだ恋愛としての好きかは分からないです。だけど……ヨウ先輩と二人でいると、すごく心があったかくなるんです」





「うん」



「もしそんな私で良ければ、あの…」





ヨウ先輩は振り返ると、私をぎゅっと抱きしめた。





「絶対大事にするから。

付き合おう」


優しくそう言ってくれた。




私はこの時、ヨウ先輩絶対大切にしようと心に誓った。





辛い時、ずっと支えてくれたのはヨウ先輩だから。
私の苦しみを吸い取ってくれたから。




だから、次は一緒に幸せになりたい。