冷たくて優しい先輩






帰りは子供達は子供達だけで帰るというとので、ヨウ先輩と二人で帰った。




「可愛かったですね!!大翔くん!王子様が似合ってました~!!私もあんな王子様にエスコートされてみたいなってときめいちゃいました!あ、お借りしたカメラで写真もたくさん撮ったので、またお父さんに見せてあげてください!きっと喜びますよ~!」




興奮した私の前に先輩は手を差し出した。




「どうしたんですか?」



「夜道は危ないから」

  
そう言うと、さっさと私の手を取って、歩き出した。