冷たくて優しい先輩




長浜先輩は、ん?と顔を近づけてくる。



心臓がありえない速さで脈を打つ。
私は少し後ろへ身体をずらした。




「キ、キスしてましたよね?」


「うーん、したかな」



長浜先輩ははっきりと覚えてないようだ。