冷たくて優しい先輩





後ろに後ずさりした時、廊下に砂があったらしく上靴と擦れて音が鳴ってしまった。




その音に気がついて、長浜先輩は顔を上げた。



目があった瞬間、私は走りだした。


長浜先輩の顔を見たのは、一瞬だったけど
驚いたような顔をしてたと思う。