冷たくて優しい先輩






「いいよ」


目を開けると、目の前には花畑が広がっていた。

綺麗な花が私達を取り囲んでいて、私の頭の上には花の冠が乗っかっていた。




「……す…ごい…」





サーっと風が優しく吹くと、花々を揺らした。




「すごく綺麗」