「自分に嘘つくなよ」 頭に温かくて大きな手が乗った。 「水族館行った時、知り合いに似てる人を見つけたって言ってたけど、あいつに似た人だったんだろ」 「先輩……」 「正直なところがお前の良いとこなんだし、ぶつけてきたら?あいつ、根は良い奴だから。話せばきっと……大丈夫」