帰る時、大翔くんが泣きそうになって私の手を引っ張った。 「また来てくれる?」 「うん。約束する」 必ず来るよ、と指切りげんまんをした。 「久々に賑やかな食卓だったよ。春波さんさえ良ければまた来てね」 お父さんとも握手をして、家を出た。