「春波さん。陽の奴、無愛想だろ?泣かされてない?」 「いえ!とても優しいです!私がたくさん迷惑をかけてしまっていて……」 やめろって、と先輩が恥ずかしそうに言った。 「こんな可愛い子を連れて来るなんて思わなかったなあ。父さん、泣きそう」 僕も泣きそう、と大翔くんが横でお父さんの真似をした。