冷たくて優しい先輩


私と大翔くんがそう言うと、仕方ないなあ。と晩ご飯のメニューが決まった。




「ねえ、涼葉ちゃん」


「なあに?」


「お兄ちゃんと結婚する?」



ええ!!という私の声と、何言ってんだ!という先輩の声が重なる。