冷たくて優しい先輩






私の言葉に大翔くんはパーっと顔を輝かす。



「いいの?」


うん、いいよ。と言ったら、やったー!と私に抱きついてきた。


「ごめん、春波」



「あ、全然大丈夫です!あのお家の方は大丈夫なんですか?」



私の質問に大翔くんが、大丈夫だよ!と元気に答えた。